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米寿のプレゼント、何がいい?喜ばれるおすすめギフトと避けたいNGまとめ

この記事を書いた人
板羽 貴代
お祝いギフト工房 店長

名前入りプレゼント専門店「お祝いギフト工房」の店長です。 2002年からギフトの世界に携わっています。 これまで9万人以上の方のお祝いのお手伝いをさせていただきました。 喜ばれるお祝いに関してはどうぞお任せください。 悩まれたらお気軽にご相談ください! 050-3566-4118 LINEで問い合わせ

親が88歳の米寿を迎えるにあたり、「何をプレゼントしたら喜んでもらえるだろう?」と悩んでいませんか。米寿は人生で一度きりの特別なお祝いです。せっかくなら心から喜んでもらえる贈り物を選びたいですよね。この記事では、米寿を迎えるお父さん・お母さんに喜ばれるおすすめギフトと、贈らない方が良いNGギフト、そして気になるプレゼントの予算相場について詳しくご紹介します。親しみやすい語り口調で解説していきますので、ぜひ最後までご覧くださいね。

米寿のお祝いとは?🎉

まず簡単に米寿のお祝いについておさらいしましょう。米寿(べいじゅ)とは、満88歳を迎えた方の長寿祝いのことです。漢字の「米」を分解すると「八十八」と読めることから88歳を米寿と呼ぶようになりました​。また、八という数字は末広がりで縁起が良いとされ、八が二つ重なる米寿はとてもおめでたい年齢とされています​。米寿のテーマカラーは金色・黄色とされており、ちゃんちゃんこ(お祝い着)や贈り物にも黄色系のものが使われることが多いです​。平均寿命を超えて88歳まで元気に過ごせるのは本当に素晴らしいことですよね。だからこそ、感謝とお祝いの気持ちを込めて素敵なプレゼントを贈りたいものです。

それでは本題の米寿祝いに喜ばれるプレゼントから見ていきましょう!

喜ばれるおすすめギフト4選🎁

米寿を迎えるお父さん・お母さんへのプレゼントを選ぶポイントは、「実用的で使いやすいこと」「特別感があること」「美味しい楽しみがあること」「本人の趣味に合っていること」などが挙げられます​。88歳ともなると「もう物は十分あるし何もいらないよ」とおっしゃる方も多いですが、本当は気持ちのこもったプレゼントを貰えたらやっぱり嬉しいはずです​。ここでは普段使いできる実用的なものから記念に残る名入れギフト美味しい食べ物・飲み物趣味に関するものまで、喜ばれやすいプレゼントのジャンルを4つご紹介します。それぞれ具体例も挙げますので、ぜひプレゼント選びの参考にしてくださいね。

1. 実用的なもの(毎日使えるアイテム)

毎日の生活で使える実用品は、「もらって困らない」鉄板プレゼントです。実用的な贈り物なら、使うたびに贈ってくれた子どもの顔を思い出してもらえますし、「せっかくもらったのに置きっぱなし…」なんてことも避けられます。ポイントは高齢の方でも扱いやすいこと。シンプルで操作が簡単なもの、体の負担にならない軽いものなどを選ぶと良いでしょう。例えば以下のようなアイテムが人気です。

衣類・ファッション小物:肌寒い時に羽織れるカーディガンやストールは定番です。特に米寿の祝い色である黄色や金色のストールは、おしゃれで縁起も良く喜ばれます​。冬生まれの方なら膝掛けブランケットや厚手の靴下も実用的ですね。帽子やベストなど、普段の外出に使えるファッション小物もおすすめです。サイズや肌触りに配慮して選びましょう。

日用品・生活雑貨:毎日使う湯呑み茶碗やマグカップ、箸やお椀などの食器類も喜ばれます​。特に使い慣れた和食器などは「毎日のお茶やコーヒータイムが少し特別になる」と好評です​。その他にも、老眼鏡をお使いなら眼鏡ケース、普段杖を使う方には杖立てスタンドなど、あると便利な小物も良いですね。実際に「老眼鏡の持ち歩きに便利な眼鏡ケース」は米寿祝いのプレゼントとして喜ばれている例があります。

健康・癒しグッズ:88歳ともなると体をいたわるグッズも重宝します。軽量で握りやすいマッサージ器や、足腰の負担を和らげる低反発のクッション、快眠をサポートする安眠枕などはいかがでしょうか。電動マッサージャーなど機械を贈る場合は、シンプル操作で安全なものを選ぶと安心です。​

身の回りの便利グッズ:普段の生活がちょっと便利になるアイテムもおすすめです。例えば、杖を使う方なら杖が倒れにくいおしゃれな杖置き、読書好きならページを押さえやすいブックホルダー、テレビっ子なお祖父ちゃんなら操作が大きなボタンで簡単なリモコンなど、その方の生活スタイルに合わせて選んでみましょう。孫世代から贈る場合は最新ガジェットも話題になりますが、あまりハイテクすぎると使いこなせず負担になることもあります。シンプルでわかりやすい便利グッズを心がけてくださいね。

実用的なプレゼントは「いくつあっても困らない」ものがポイントです。消耗品であれば尚良し​。例えばハンドクリームや入浴剤などの消え物(使えばなくなるもの)も、「使い切れるから物が増えなくて助かる」と高齢の方に好評です。お相手の生活をイメージしながら、「これがあったら便利かも」というものを選んでみましょう。

2. 記念品(名入れギフトなど特別感のあるもの)

一生の記念に残るプレゼントも米寿にはぜひ贈りたいものです。88歳という節目のお祝いなので、形に残る記念品は「もらったよい思い出」としてずっと大切にしてもらえるでしょう。「特別感」を演出できるギフトとして人気なのが名入れギフトやオーダーメイド品です。名前やメッセージ、記念日の日付などを入れてオリジナルに仕立てた贈り物は、まさに世界で一つだけのプレゼントになります​。

例えば、次のような名入れ可能な記念品がおすすめです。

名入れ湯呑み・マグカップ:普段使いできる湯呑みやマグにお名前や「祝米寿」といった文字を入れれば、実用性も記念性もバッチリの贈り物に。信楽焼など味わいのある陶器の湯呑みに好きなメッセージや日付を刻める商品もあり、米寿祝いの贈り物に最適です​。毎日のお茶の時間に使ってもらえ、「○○が贈ってくれたんだな」とほっこりしてもらえますね。

名入れグラス・酒器:お酒好きのお父さんには、名前や「88」の文字を彫刻したビールジョッキやタンブラー、名入れのぐい呑みセットなども人気です。グラスの底面にオリジナルデザインで名前やメッセージを入れられる商品もあり、晩酌タイムが楽しくなること請け合いです​。世界に一つのマイグラスは記念になりますし、お祝いの席で使ってもらうのもいいですね。

写真立て・アルバム:これまでの思い出を飾れるフォトフレームやアルバムも感動を呼ぶプレゼントです。特に家族写真や孫との写真を入れて贈れば、「家族に囲まれてきて良かった」としみじみ喜んでもらえます。写真立て自体に「祝 米寿」やお名前を刻印したり、メッセージを入れたりできる商品もあります。名前入りフォトフレームは唯一無二の贈り物になりますし、メッセージを添えれば感謝の気持ちもしっかり伝わります。アルバムなら皆でメッセージを書き込むページを作るのも良いアイデアですね。​孫や家族の写真を集めたアルバムは本人の「宝物」になる贈り物です。

オーダーメイド時計:実用的かつ記念に残るものとしてオリジナルの置時計や掛け時計も喜ばれます。例えば文字盤にお名前や「いつもありがとう」などのメッセージを入れたり、88年間の年表や家系図風デザインを施したりといったオーダーメイド時計があります。写真と時計が一体になったメモリアルフォトクロックは特に女性に人気で、上品なデザインと実用性を兼ね備えた米寿ギフトとして注目されています。長い人生の時間を刻んできた方に時計のプレゼントというのも粋ですよね。「これからも元気に長生きしてね」の願いを込めて贈る方も多いようです。

その他の名入れ記念品:このほかにも、**名前の詩(ネームポエム)**を額に入れたものや、似顔絵とメッセージを合わせたオリジナルボード、名前入りの高級万年筆やペン、名入れの置物(置き時計やオルゴール等)、手作りの表彰状(88年頑張ってきたあなたに金メダル!的なユーモアを込めて)など、世界に一つの記念品になるアイテムは数多くあります。

このように名入れやオーダーメイドのギフトは特別感が抜群です。相手の名前が刻まれた食器や家族写真を用いたフォトアルバムは、相手にとって唯一無二の贈り物となります​」、まさに一生の記念になります。​オリジナルギフトの感動はひとしおです。

当店「お祝いギフト工房(Babylog)」でも名入れギフトを多数ご用意しております。 例えば、職人手作りの信楽焼湯呑みにお名前やメッセージを彫刻できる商品や、お好きな写真と名前を入れて作るフォトフレーム時計など、米寿のお祝いにふさわしいオリジナルギフトを取り揃えています。​

で述べられているように、「名前や記念日、メッセージを刻印することで思いがこもった世界でたった一つの贈り物」になりますので、大切なご両親への米寿祝いにぜひ検討してみてくださいね。

3. 食べ物・飲み物(お祝いにふさわしいグルメ)

「やっぱり美味しいものが一番!」という方には、食べ物や飲み物のプレゼントが喜ばれます。形に残る物は一通り揃っているご高齢の方でも、好きな食べ物をもらうと笑顔になるものです。ポイントは相手の好みに合ったものを選ぶこと​と、ちょっと高級感や特別感があるものにすること。普段自分では買わないような贅沢グルメは、お祝いギフトにぴったりです。

スイーツ・果物:甘いものがお好きなお父さん・お母さんなら、和菓子や洋菓子の詰め合わせが鉄板です。和菓子ならどら焼きやカステラ、紅白まんじゅうなどお祝いらしいもの、洋菓子ならプリンやバウムクーヘンなど柔らかくて食べやすいお菓子がおすすめです​。実際に「米寿祝いには柔らかく食べやすいどら焼きやカステラ、プリンなどが喜ばれる」という声もあります​。旬のフルーツ盛り合わせや高級メロンなどもご馳走感があって喜ばれますよ。「自分では買わないけど貰ったら嬉しい」という特別感のあるスイーツを選びましょう。

お酒・飲み物:お酒を嗜む方であれば、お祝いのお酒も定番です。縁起の良い名前の日本酒や焼酎、88年の歳月にちなんだ年代物のワインなどはいかがでしょうか。「祝い酒」として名入れラベルの酒瓶を贈るのも人気で、お父さんやおじいちゃんへの米寿ギフトランキングでも上位に挙がっています​。お酒が飲めない方には、高級なお茶やジュース詰め合わせ、健康志向の方には青汁セットなんてケースもあります。ただし日本茶は後述のとおりお祝いではNGとされる場合もあるので注意してくださいね(緑茶は香典返しを連想させるため​)。代わりに紅茶やコーヒーのセット、フルーツジュースなどが良いでしょう。

グルメギフト:料理好きなお母さんにはちょっと良い食材(高級和牛や海産物)を贈って家族で食事会、なんて演出も素敵です。また米寿の「米」の字にちなみ、お米に関するギフトを贈るのもユニークで縁起が良いですよ​。例えばブランド米の食べ比べセットや、金箔入りのお米のお菓子、米焼酎など「米」がテーマの贈り物です​。「米寿だからお米をプレゼントしたよ!」と会話も弾みそうですね。他にも佃煮や漬物などご飯のお供セット、ちょっと贅沢なお取り寄せグルメ(有名店の鍋セットやご当地名物)など、食卓が華やぐギフトも喜ばれます。

食事会やケーキ:物や品物ではありませんが、家族での食事会そのものをプレゼントにするのもとても喜ばれます。「みんなで集まって美味しいものを食べる」という体験は何よりの思い出になります。ご自宅で手料理パーティーを開いたり、ちょっと良いレストランやホテルでお祝いの席を設けたりするのも素敵です。サプライズで米寿祝いのケーキを用意するのも喜ばれますよ。最近は「88」の数字入りケーキや、写真やメッセージをプリントしたオリジナルケーキをオーダーする人もいます。ロウソクを立ててみんなでお祝いすれば、きっと心に残るひとときになるでしょう。

「食べ物・飲み物」のギフトは形に残らない分、その場の楽しさや美味しさが記憶に残る贈り物です。特に家族で一緒に味わうことで、「みんなでお祝いできて幸せだね」と感じてもらえるはず。お父さん・お母さんの好物や体調に合わせて、最適なグルメギフトを選んでくださいね。

4. 趣味に関するもの(本人の趣味・興味に合ったプレゼント)

米寿を迎えるとはいえ、趣味を楽しんで生き生きと過ごしているお父さん・お母さんもたくさんいます。本人の趣味や興味にマッチしたプレゼントは、「自分のことをよく分かってくれているな」と感じてもらえる特別な贈り物になります。日頃の会話や様子から、どんなことが好きかを思い出して選んでみましょう。

園芸やガーデニング好きに:お花や植物を育てるのが好きなお母さん・お父さんには、綺麗な鉢植えやガーデニンググッズがおすすめです。季節の花の寄せ植えセットや、手入れが簡単な観葉植物などはいかがでしょうか。​お花の世話が好きな方には美しい花や観葉植物のプレゼントが喜ばれます。​

「植物のお世話が日々の張り合いになる」というのはまさにその通りで、これからも元気に過ごしてねという願いも込められます。ただし菊などお供えを連想させる花は避け、明るい色合いの花を選びましょう。園芸用の帽子や手袋、高級剪定バサミなども良いですね。

読書や学習が好きに:本が好きな方には話題のベストセラー小説や趣味の専門書、俳句や詩歌の本など興味のあるジャンルの書籍を選んでみましょう​。大型活字の本や、シニア向けのナンクロ・クロスワードなど脳トレ系の本を贈ったというケースもあります。「時間のあるときにゆっくり読む楽しみができて嬉しい」と喜ばれますよ。電子書籍リーダーをプレゼントしてお気に入りの本を何冊か入れてあげるのも現代風で良いかもしれません(機械の操作が難しくない方なら検討してみてください)。

音楽や映画が好きに:昔懐かしの歌謡曲やクラシック音楽が好きなお父さん・お母さんには、好きなアーティストのCDセットやコンサートDVDなどが喜ばれます。最近は昭和の歌謡曲全集CDや、演歌歌手のベスト盤など長寿祝い向けのセット商品もあります。テレビで映画鑑賞が趣味なら、話題の映画や名画のDVDコレクション、またはネット配信サービスの利用権を贈るのも一案です(設定などは家族がサポートしてあげましょう)。お気に入りの音楽や映画は、シニア世代の心に元気を与えてくれるはずです。

運動・アウトドア好きに:体を動かすのが好きなおじいちゃんには、ウォーキングシューズやスポーツウェア、帽子などアウトドアグッズが向いています。ゴルフ好きならゴルフボールに名入れしたものやクラブケース、釣り好きなら新しい釣り竿やフィッシングベストなど、具体的な趣味用品も検討できます。ただし激しい運動は難しくなる年齢ですので、あくまでも無理のない範囲で楽しめるものを選びましょう。旅行好きな方には旅行券や温泉宿のペア宿泊券をプレゼントし、「ゆっくり温泉にでも行ってきてね」と贈るのも素敵です。体調と相談しつつですが、気分転換の旅の贈り物は思い出深いプレゼントになります。

手芸や工芸が好きに:手先が器用で手芸・編み物が趣味のお母さんには、高品質な毛糸や布地のセット、新しいミシン、刺繍セットなどクラフト用品も良いですね。また書道や絵画が趣味の方には、上質な筆や絵筆セット、画用紙や色紙の詰め合わせなども喜ばれるでしょう。「まだまだ趣味を楽しんでね」というメッセージが伝わります。

このように、相手の興味関心に寄り添ったプレゼントは特別な喜びをもたらします。ただし、高齢ゆえに身体的に難しくなっている趣味もあるかもしれません。その場合は無理のない範囲で楽しめる関連グッズ(例えば登山が難しくなった方に山の写真集を贈るなど)にする気遣いも大切です。「また○○してみたいな」「最近○○やってないな」という会話をヒントに選ぶと良いでしょう。好きなことに触れる時間は元気の源になりますから、ぜひ趣味に合ったギフトで「いつまでもイキイキと過ごしてね」という思いを伝えてください。


以上、米寿祝いに喜ばれやすいプレゼントのジャンル4つをご紹介しました。「これだ!」というアイデアは見つかりましたでしょうか?もちろんプレゼントは物だけではなく、家族みんなでお祝いする時間そのものが何よりの贈り物になります。実際に「家族旅行やホテルでの食事会など、“思い出”をプレゼントするのも素敵です」と言われています​。ぜひ心のこもったプレゼントとともに、楽しいお祝いのひとときをプレゼントしてあげてくださいね。

では次に、せっかくのお祝いで避けた方が良いNGギフトについても確認しておきましょう。うっかり相手を悲しませてしまわないように、要チェックです!

避けたいNGギフトまとめ🚫

お祝いの気持ちで贈ったプレゼントが、実は相手をがっかりさせてしまった…なんてことは避けたいですよね。特に米寿のような長寿祝いでは、縁起の悪いもの相手に負担になるものは選ばないよう注意が必要です​。ここでは米寿祝いで避けたいNGギフトを3つに分けてまとめました。

縁起が悪いもの(不吉・弔事を連想させる品)

米寿は「長生きでめでたい!」ことをお祝いする日です。だからこそ、不吉な意味を持つもの弔事(お葬式)を連想させるものはプレゼントに選ばないようにしましょう​

。具体的には以下のような品がNGとされています。

櫛(くし):櫛は漢字で「苦」と「死」に通じるため縁起が悪いとされています​。​髪をとかすブラシ類を贈りたい場合は櫛以外の名称(ヘアブラシ等)のものや別の形態のものを選ぶと良いでしょう。

ハンカチ:特に白いハンカチはお葬式で使う布を連想させるためNGです。ハンカチ全般も「手切れ」という語呂から「関係を絶つ」ことを連想させると言われ、贈り物に不向きとされています。実用的な贈り物としてハンカチやタオルを考えていた場合は、真っ白ではない華やかな色柄のものや、「手切れ」に当たらないタオルセットなどにするのが無難です。

日本茶(緑茶):意外かもしれませんが、緑茶も長寿祝いの席では避けられることがあります。というのも、日本茶は香典返し(葬儀後に配る品物)に用いられることが多く、弔事を連想させてしまうからです​。「お茶=不祝儀」のイメージがあるため、米寿のお祝い品には選ばない方がベターでしょう。代わりに紅茶やコーヒー、高級ジュースなど他の飲み物を選ぶことをおすすめします。

:これも日常的な品ですが、お葬式の後に身体を清めるためにを使う風習(塩撒き)があるため、慶事の贈り物には不適切とされています​。実際あまりプレゼントで塩を贈るケースは少ないとは思いますが、例えば「健康に良いから」と岩塩セットなどを考えていた場合は避けましょう。

菊など葬式を連想させる花:お花はお祝いの定番ですが、菊の花だけは避けてください。菊(特に白菊)は仏花や墓前に供える花のイメージが強く、お祝いには不向きです。同様に、真っ白な百合やカーネーションなども寂しい印象を与えがちなので避けた方が良いでしょう。​花束を贈るなら明るい黄色やオレンジ色のバラやユリなど華やかな花を選ぶと安心です。

刃物など鋭利なもの:包丁・ナイフやハサミといった刃物類も、贈り物には基本的にタブーとされています。理由は「縁が切れる」を連想させるためです​。特に長寿のお祝いでは避けましょう。どうしても必要な場合(例えば料理好きなおばあちゃんに包丁を新調したい等)は、一言「これはお祝いではなく実用品ね」と断った上で後日渡すなど工夫した方が良いかもしれません。

黒や白のもの:色についても注意です。真っ黒や真っ白の物は弔事を連想させるため、できれば避けた方が良いでしょう​。例えば真っ黒な服や純白のエプロンなどは、「喪」をイメージさせてしまう可能性があります。ただしお相手がモノトーン好きであれば例外かもしれませんが、基本は明るい色味のアイテムを選ぶのが無難です。

以上のように、米寿祝いでは連想される意味合いにも気を配ることが大切です。「長生きのお祝い」にふさわしくないとされる品は避けて、代わりになる前向きなプレゼントを選びましょう。

扱いにくいもの・実用性に欠けるもの(高齢者に負担になる品)

せっかく贈っても「使い方が難しくて使えない…」となっては残念ですよね。高齢の方に贈るプレゼントは、扱いやすさ・使いやすさにも配慮しましょう。避けた方が良いのは、高齢者にとって使いにくいもの実用性に欠けるものです。

操作が難しい最新家電・電子機器:例えばスマートスピーカーや最新スマホ、タブレット端末など、便利ではありますが高齢の方にはハードルが高い場合があります。使いこなすのにストレスを感じさせてしまっては本末転倒です。「使ってみたい!」と本人が希望するもの以外は、あまり複雑な電子機器は避けるのが無難でしょう。どうしても贈りたい場合は、一緒に設定や使い方サポートをしてあげてください。

重すぎる・大きすぎるもの:持ち運びや扱いに力が要る重い物、大型の家具なども敬遠した方が良いでしょう。例えば大きな絵画や置物を贈っても、「飾るのに一苦労で困った…」となりかねません。コンパクトで扱いやすいサイズ感の物を選び、重い物は避けるか、どうしてもなら家族でサポートする前提で贈るようにしましょう。

消耗品でない置物や記念品ばかり:記念品は嬉しいものですが、あまりにも沢山の飾り物をもらっても置き場所に困ってしまいます。特に一人暮らしのお年寄りだと部屋が狭かったりしますので、大きな置物や絵などは控えめに。使えるものか**消え物(食べたり使えば無くなるもの)**を優先し、記念品系は厳選すると良いでしょう​。

高齢者向けとは思えない奇抜なデザインのもの:例えば派手すぎる洋服や難解な現代アートのオブジェなど、趣味嗜好が合わないものは持て余します。「若い人には流行でも、正直好みじゃない…」となりかねません。プレゼント選びでは相手の世代や趣味にマッチするデザインかどうかを考慮しましょう。せっかくなら日常になじむシンプルなデザイン上品なものがベターです。

要は、贈った相手が無理なく使えるかどうかが大事です。「便利そうだから」と最新機器を贈ったものの結局箱から出してない、という話もよく聞きます。もしプレゼントを選ぶ際に「これ、ちゃんと使えるかな?」と不安に思ったら、一度立ち止まってみてください。代わりにもっと簡単で使いやすいもの、またはいくつあっても困らない消耗品などに置き換えられないか考えてみましょう。その方が相手にとっても負担なく喜んでもらえます。

年寄り扱いと感じるもの(本人が気を悪くしそうな品)

最後に、本人が「そんなに年寄り扱いしないで…」と感じてしまう可能性があるものは避けましょう。​

高齢の方といえど「老人扱いされたように見えるアイテム」は贈られると良い気がしない場合があります。例えば以下のようなものです。

介護用品そのもの:車椅子やシルバーカー、介護用ベッド、おむつなど、あからさまに介護・補助が必要な人向けの用品は、相手にショックを与えかねません。「もう自分は介護が必要な歳なのか…」と落ち込ませてしまう恐れがあります。健康への不安を連想させるような贈り物は避けましょう。たとえ相手のためを思っても、サプライズで贈るのはNGです。

補聴器や老眼鏡、杖:これらも介護用品に近いですが、一応プレゼント用に高級なおしゃれ杖など販売されています。しかし​、老眼鏡や杖は身体の衰えをイメージさせ、「そんなもの贈らなくても…」と嫌な気分になる方がいます​。「最近耳が遠くなってきたでしょ?はい補聴器!」なんて渡し方は絶対に避けましょう。どうしても必要で本人も欲しがっている場合以外は、基本プレゼント候補から外した方が無難です。

「高齢○○用」と銘打たれた商品:たとえば「高齢者用携帯電話」や「シニア向け○○セット」みたいに書かれていると、それだけで「私は高齢者なんだ」と意識させてしまうかもしれません。実用的には便利でも、贈るときには配慮が必要です。渡す際の言葉も「お年寄り向けだけど便利みたいだから…」などと言うのは禁物です。どうしてもそういう商品の場合は、「使いやすそうだったから選んでみたよ」とか「前に欲しいって言ってたから」など、相手のプライドに配慮した伝え方を心がけましょう。

年齢を揶揄するジョークグッズ:海外では「OVER THE HILL(人生の峠を越えた)」と書かれた風船やブラックジョークのシニアギフトがありますが、日本の長寿祝いではそういった笑いもまず受け入れられません。年齢をネタにした冗談グッズ(おもしろ杖や老人マスク等)は絶対に避けてください。笑えるどころか気分を害する可能性大です…。

まとめると、「自分が年寄りになったと思い知らされるもの」はNGということです。​

にも「本人からのリクエストでないなら、避けるのが無難です」とあります。プレゼントはあくまで相手に喜んでもらうもの。たとえ善意でもデリケートな品は選ばない方がいいでしょう。お父さん・お母さんのプライドや気持ちに寄り添ったプレゼント選びを心がけてくださいね。

プレゼントの予算相場💰

最後に、米寿祝いのプレゼントの予算相場についても触れておきます。「だいたいいくら位のものを贈る人が多いの?」と気になりますよね。もちろん金額は気持ち次第ですが、一般的には贈る人との関係性によって相場が異なります​

。以下に目安をまとめました。

子どもから親へ贈る場合2~3万円程度が相場です​。実の子どもから88歳の父母へ贈るなら、気持ちを込めて少し奮発する方が多いようです。兄弟姉妹で連名で贈るケースでは予算を合わせてもう少し高価なものを贈ることもあります。

孫から祖父母へ贈る場合1~2万円程度が一般的です​。お孫さん世代からおじいちゃん・おばあちゃんへは、無理のない範囲で工夫したプレゼントを用意する方が多いようです。社会人の孫からなら2万円前後、学生の孫からなら数千円~1万円くらいでも気持ちは十分伝わります。

友人・知人から贈る場合数千円~1万円程度が目安です​。親族ではないお友達やご近所の方、恩師などへの米寿祝いなら、あまり高額だとかえって気を遣わせてしまうので、5千円前後から高くても1万円程度に抑えるのが一般的です​。ちょっとしたお祝いの品(お菓子やお花など)を贈る方が多いでしょう。

親戚から贈る場合1万円程度が一つの目安です​。甥・姪やいとこ、遠縁の親戚などから贈る場合は、気持ちばかりの品として1万円前後が相場のようです。

上記はあくまで目安の金額感ですが、近い関係ほど高め、遠い関係ほど低めになる傾向です​。無理のない範囲でご予算を決めればOKです。また、プレゼントではなく現金をお祝いとして包む場合も、同程度の金額が相場になります。ただし現金を包む場合は4や9などの数字を避ける(金額に含めない)、新札を用意する、のし袋は紅白蝶結びのものを使う…などマナーにも気を配りましょう。​

長寿祝いでは**4万円(死)、6万円(無)、9万円(苦)**といった語呂の悪い金額は避けるのがマナーとされています。

高価なプレゼントを用意する場合は、兄弟姉妹や親族でお金を出し合って連名で贈るのも一つの方法です。「みんなで〇〇をプレゼントします」とすれば負担も分散できますし、ご両親も気兼ねなく受け取れるでしょう。

大事なのは金額の多寡よりも気持ちです。相場にとらわれすぎず、「ありがとう」の気持ちがちゃんと伝わるプレゼントであれば喜んでもらえるはずですよ。

まとめ:心に残る米寿のお祝いにしよう

米寿のお祝いに贈るプレゼントについて、いろいろなアイデアをご紹介してきました。最後にポイントを簡単に振り返ってみましょう。

喜ばれるギフトのポイントは、実用的で使いやすいもの、特別感のある記念品、美味しく楽しめるもの、本人の趣味に合ったものなど。それぞれ具体例として、ストールや湯呑み、名入れグッズ、スイーツ、お酒、趣味用品などが挙げられました。どれも相手のことを思って選べば、きっと気持ちが伝わります。

名入れギフトは特におすすめ! 世界に一つのオリジナルギフトになり、一生の記念に残ります。名前やメッセージが入った湯呑みやフォトフレーム、オーダーメイド時計などは88歳の大切な節目を華やかに演出してくれるでしょう。当店でも心を込めた名入れプレゼントを多数ご用意していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

避けたいNGギフトも確認しました。不吉な意味を持つ櫛・ハンカチ・緑茶・刃物・菊の花などは避け、扱いにくい最新機器や重すぎる物も控えましょう。また、本人が「年寄り扱いされた」と感じる杖や補聴器などもNGです。プレゼント選びでは常に「相手の立場になって」「喜ぶ顔を思い浮かべて」選ぶことが大切ですね。

予算相場は関係性によって様々ですが、両親へは2~3万円、祖父母へは1~2万円、友人知人へは5千~1万円程度が一般的です。無理のない範囲で準備しつつ、気持ちを込めて贈りましょう。

米寿のお祝いは、ご本人にとって88年の人生の一区切りであると同時に、家族にとっても感謝を伝える機会です。プレゼントも大事ですが、ぜひお祝いの席で直接「ありがとう」「おめでとう」を伝えることも忘れないでください。プレゼントに添えるメッセージカードやお手紙もぜひ用意しましょう。​

最後に、一番のプレゼントは家族の笑顔と団らんかもしれません。当日は素敵なプレゼントと共に、みんなで写真を撮ったり思い出話に花を咲かせたりして、笑顔いっぱいの米寿のお祝いにしてくださいね。「ずっと長生きしてほしい」という気持ちを込めて心温まるお祝いとなりますように。素敵な米寿のお誕生日になりますよう、心からお祈りしています!

お読みいただきありがとうございました。参考になれば幸いです。お父さん・お母さんの米寿のお祝いが思い出深い素晴らしい日になりますように!